3.16.2010

Fonderia Napoleonica Eugenia


展示会場のフォンデリアについて

イゾラ地区の中心に位置するフォンデリアは、サンタマリア・フォンタナ大聖堂に隣接する、由緒ある鋳物工場跡地を再利用したギャラリースペースです。

1806年、フランス皇帝ナポレオンのイタリア遠征時、サンタマリア大聖堂がフランス軍下に統治された際、隣接するここフォンデリアが銅の鋳物工場として配置され、金細工の名匠マンフレディーニ兄弟によって設立されました。マンフレディーニ兄弟は、家具などに使用する装飾金物のみならず、大型のブロンズ像の鋳型製造なども手がけ始めました。
1868年、既にイタリア各地で教会用のベルの製造を手がけていたバリッゴッチ一家に転売されました。 バリゴッチー家は、教会のベルの製造に加え、著名な彫刻家と共に、重要文化財であるミラノのドゥオモ広場を飾る「エマニュエル2世の騎馬像」や「ドゥオモの大聖堂の青銅の門」など、彫像、記念碑などの制作も積極的に行い、数々の芸術作品を生み出してまいりました。

1975年に鋳造所としての活動は修了し、現在はギャラリーとしてのみならず、若手作家のプロモーションなど、芸術家支援の活動も行っています。

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